NPO法人「I Love 加賀ネット」は加賀の発展と心豊かなまちづくりの為に活動する団体です。
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事務局コラムNO.201 「備えあれば憂いなしが、備えても人知を超える憂い」

事務局コラムNO.201

 

「備えあれば憂いなしが、備えても人知を超える憂い」

 

季節の変化は何と素早いものだろうか、9月の中旬、七十二候「玄鳥去(つばめさる)」

灼熱の嘗てない気温の上昇連日の35℃越で、今年ほどクーラーの頻度が激しかった年はなかった。西日本は、特に近畿圏内は暑さに閉口しながら、6月に大阪北部地震。7月に台風が近畿を直撃し、連日の激しい記録にない洪水に見舞われた。その最中に筆者は住居移転をすることになる。そして追い打ちは台風21号が近畿を直撃する。とてつもなく記録的な雨と暴風に、関西国際空港は機能不全に陥ちいり、地盤沈下や交通機能のマヒの全面回復にはまだ時間を要する。

 

地震や台風、災害に対する意識は強く、対策や訓練もやりながら、震度7の地震には為すすべもない人智に歯痒い思いがする。大阪北部地震の対応は、筆者の住むマンションの対応は素早く、日頃の訓練も生かされたと思っている。23年前の阪神淡路大震災を体験した居住者にとっての地震の恐怖はトラウマ的になっている。少しの揺れにも敏感に反応する。

 

これでもかこれでもかと、台風の連続。台風21号は近畿直撃し、これも大きな爪痕を残した。北海道担振東部地震は震度7で、激甚被害である。山崩れや生き埋め、想像を超えた山崩れの様相のニュースには絶句するしかなかった。そして停電、ことに停電は広範囲であり、深刻である。近畿地区を襲った台風21号は停電が大きな問題となっている。都市機能にとって停電状態はまさに暗黒であり、生活における影響は大きい。

 

山崩れ地裂け人哭く鶏頭花  (鳶)

天地をご破算にして野分去る

獰猛の天気の安否列島秋

 

大阪北部地震から3か月、日本列島は豪雨、台風が相次ぐ被害、新聞、TVでは「情報難民」の言葉が連日伝えられる。停電影響が大きく、スマホの充電は車からやりましたとか、電気製品は使えず大変な生活であったとの報道である。情報が社会生活に切っても切れないものであればあるほど、進化すれば尚更のこと電気(エネルギー)は重要であり、原発の稼働の慎重ではあるが、安全で、生活の基盤であることに、この災害では特に考えさせられたことである。備えあれば、憂いなしは、備えていても自然ははるかに人間を超えて試練を与えてくれる。

 

2018年(平成30年)9月20日
NPO法人I Love加賀ネット                                                  事務局長 東川敏夫

 

事務局コラムNO.200 「写実絵画に驚嘆する、そして血脈にも」

事務局コラムNO.200

「写実絵画に驚嘆する、そして血脈にも」

 

来館したい美術館の一つに、ホキ美術館(千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15 https:www.hoki-museum.jp/)がある。写実絵画のコレクションでは日本最大であろう。

別冊太陽「写実絵画の新世紀」には写実絵画の世界を覗き見ることができる。そしてその魅力を、そのリアリズムを何としても目の当たりにしてみたいと思っている。

別冊太陽に、保木博子館長が書かれている一文を引用しますと、「西洋の写実絵画の歴史をたどりますと、十五世紀のレナルド・ダ・ヴィンチまでさかのぼり、フェルメールやレンブラントなど、油絵の長い歴史とともに今日まで長く描き続けられています。

日本では高橋由一、黒田清輝が西洋的絵画を始め、岸田劉生がドイツのデューラーの影響を受け写実絵画を始めました。第二次世界大戦後は欧米の影響を受け抽象絵画が全盛の時代になります。そうした中、野田弘志、森本草介などが周囲の反対のなか写実絵画を描き続け現在の道を開いてきました。」別冊太陽の表紙は森本草介作「光のほうへ」油彩―森本芸術の代表作です。

上記、ホキ美術館ウエブサイトからご覧ください。

 

森本草介プロフィール/(1937~2015)岩手育ち。東京藝術大学大学院美術学部油画科専攻終了(安宅賞、大橋賞) 戦後抽象画全盛時代の中で写実絵画を描き続けたひとり。親子三代続く画家一家で、父親の森本仁平は洋画家、子息の純氏は日本画家である。

加賀市アートギャラリー開館記念特別展―森本仁平 (平成9年)

森本仁平氏は森本草介氏に繋がり、純氏につながっている。森本仁平氏は加賀市大聖寺で生まれる。東京美術学校師範科卒―岩手県一関高等学校に赴任。

加賀市美術館、石川県立美術館、北國新聞社刊「ふるさと美術館」にも収録されている。加賀市美術館から許諾を頂き森本仁平「自画像」を掲載しております。

 

森本仁平氏の緻密性、秀逸なデッサン力は森本草介氏に脈々と流れているのは当然のこととしか思えない。加賀市美術館との縁は何とも筆者にとっては不思議な思いである。
加賀市美術館(http://kagashi-ss.co.jp)加賀市作見町1-4
「鉄に生命を吹き込んだ男―鉄打出しの名工山田宗美」大聖寺藩御用の甲冑師の家系山田宗美 当欄NO182に紹介しております。(ぜひご覧ください。)NHKテレビで紹介され、山田宗美の魅力も、その技法や才能は今日でも遥かに届かないと思っている。

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●参考/館内写真提供…何れも加賀市美術館                                「当会」HP第182回「「鉄に命を吹き込んだ男 山田宗美」<2016年9月29日掲載記事より

 

ホキ美術館は写実絵画専門美術館として2010年に開館そのコレクションは創設者の保木将夫氏が収集した写実絵画作品約400点からなっている。森本草介コレクション36点、野田弘志、中山忠彦、五味文彦、島村信之ら現代作家約50名の名品を常時鑑賞できる。(YouTubeからも見ることができます。)
何としても今年中には訪問したいと強く思っている。
加賀の環境が育んだ偉大な芸術家の足跡は大きく、加賀の同郷人としての誇りでもある。

こうした縁で繋がっていくことは、インターネット社会が生み出した大きいな功績である。情報化社会が進化していく中であっても、写実絵画を追及するリアリズムは人間の追及に他ならないと思っている。
「森本仁平、森本草介、森本純 親子三代展」をホキ美術館、加賀市美術館で開催してくれないかと期待するところである。

 

 

2018年(平成30年)9月5日
NPO法人I Love加賀ネット                                                  事務局長 東川敏夫

 

第199回 「どのように生きていけるのだろうか。」

事務局コラムNO.199

 

「どのように生きていけるのだろうか。」

 

終の棲家と思っていたのに、引っ越しをしてしまった。

 

筆者の齢では、引っ越し作業はとんでもない過酷な体力勝負となった。そして引っ越しもその一要因ではありますが、様々な出来事があり、たった一回の文章作成になんとも9か月も要してしまいました。それなりに言い訳をするだけの出来事が満載だったことになります。

 

出来事の一つには、4年間のマンション理事長を5月末で退任したことがあります。

 

終活と言われる方向性を出したようなことになりましたが、これで終わりではなく、もう一度や二度は居住を変えることになるかもしれないと推測している。そして、居住地の豊中は、大阪北部地震があり、震度5弱に驚かされました。高槻市や吹田市の被害を思うと、豊中は意外と助かったなアと思われます。阪神淡路大震災を体験し、東北大震災を体験したものにとっては、災害には神経質にならずを得ない。その後に台風の近畿直撃や記録的大雨に襲われて、近畿は散々な日々に追い打ちの酷暑の襲来ときては流石に体力も限界かもしれません。この間、自然は人に過酷さをもとめているかの如く、災害を齎している。人はどう生きるかを常に自然に問われてきている。

 

こうした背景の中で引っ越しをした。環境の変化に慣れるのには少し時間がかかると思っている。これまで子供との生活は卒業したと思っていたのに、孫と生活することなり、大人社会の生活環境とあまりに違いすぎるのです。ましてや成熟している居住空間のマンションから、三人の孫たちや、そしてこの30年来見たことのなかった子供たちの蟻の如く登校する集団には驚かされてしまいます。大阪市内のこの10年のマンション群の中に、高齢者が放り込まれた訳で、時間配分も練り直しをしなければならないことになってアタフタしている。食事量、洗濯の回数、掃除、家庭内の会話などすべてにおいて、体も気持ちも何もかもリセットを要求されているようです。却ってこれが健康であるのかもしれないとも思っている。そして、引っ越しに伴い捨てられる物は捨て、最小限に残すことが条件でもあったし、これが難しい。物は考えようではあるが、惜しんでも後に自ら判断できなくなれば、家族が家族の判断で断捨離をするのだから、ここは自分で思いっきり捨て去ることにしたのだが、それでも机周りは山積みになっており、顰蹙を買っている。毎日毎日捨てる先から買ってくるのだから始末に負えないようだ。

 

これまで休筆のようになってしまい、気儘にしておりましたが、少し真面目に取り組んでいきたいと思っております。9月初秋の心地よい風がマンション群にどのように吹いてくれるのか分からないが、次回は200回に届きますので、それなりに、それなりのものをと思っております。

 

 

 

2018(30)8.31                                                         I Love加賀ネット事務局長                                                    東川敏夫

 

第198回 「2018年を迎えて」

 

 

2018年(平成30年)の幕開けです。
本年もよろしくお願い申し上げます。

 

桜の時季 朝陽が昇る「白山」

 

2018年はこの先10年の重要な分水嶺となる年だと思っている。平成31年5月1日に譲位されることになり、新元号も決まる。2020年は東京オリンピック・パラリンピックの開催。
そして大阪IRと大阪万博と続き、リニア新幹線開業、北陸新幹線も大阪までと繋がり、首都圏から大阪首都圏への道としてのインフラが整備される。

 

まさにその滑走路にいる状態が2018年である。

 

華やかに見える反面、人口減による地方創生の道のりは苦戦を強いられと予想される。一番の心配は北朝鮮関係ではないだろうか。一発触発の状況から回避できるとは思えない。一瞬にして暗黒の世界にならないように祈るのみである。

 

当、NPO法人iLove加賀ネットは設立10周年を11月11日に迎えます。

 

 

画・筆者

 

 

当会の10年に亘って地道に、故郷加賀を愛し、さまざまな事業に取り組んできました。中谷宇吉郎「雪の科学館」指定管理、「柴山潟桜周回廊計画事業などこれからも継続事業として取り組んでいきます。

加賀の自然、白山、柴山潟、源平合戦の歴史と奥の細道。さらに山中、山代、片山津の温泉や観光事業へと、常に地元と密着した活動を推進していく所存です。

 

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

2018年(平成30年)元旦
NPO法人I Love加賀ネット
理  事  長 川口泰之                                                      事務局長 東川敏夫
役員一同

 

第197回 「2017年を振り返って」

「2017年を振り返って」

 

2017年は衆議院選挙があり、小池百合子東京都知事の希望の党の立ち上げで盛り上がったかと思えば、「排除」発言で一転して求心力を失い、希望の党の代表辞任や都議における都知事としての立場も、豊洲問題などで微妙なところにある。国会はモリ・カケ問題ばかりであり、野党の不支持率に繋がっている。国民の関心はむしろ北朝鮮との戦争になるのではないかとの心配の方である。マスコミへの不信感が強い。社会的不安や戦争などの不安感が混在したとしであったと。また、天皇陛下譲位による平成の年号が平成31年4月30日で終了し、5月1日からは新元号になることが決まり、昭和、平成に人生を送ってきたものにとってはないかと感慨深いものがある。

当コラム2016年8月NO179で「ミューヘン、札幌、ミルウォーキーのCM」の女性のトップリーダーが活躍するとかきましたが、キャメロンから引き継いだテリーザ・メイ、ドイツのアンゲラ・メンケル、北海道の高橋はるみ知事は頑張っているが、米国クリントンはトランプ大統領に負け、韓国朴大統領は失脚、小池百合子東京都知事は「排除」発言で終わった。米国トランプ大統領誕生により、世界秩序にあっての日本の立ち位置は重要である。殊に安倍総理はむしろキーマンとしての役割は大きいはずである。

 

国の方向性は重要ではあるが、自らのこととなると甘くなる。この一年は挑戦し続けた一年でもありました。筆者の年齢になると少々無謀と云えることも許されると思い、国家試験資格に挑戦して失敗、絵の展覧会に出展しても駄目、独学での壁は厚く跳ね返されております。何事も諦めずに挑戦することが自分にとっては必要なことと思っての2017年でありました。悔しさをばねに2018年も挑戦する予定ではありますが、衰える頭脳と体力との戦いでもあります。

「寄る年波に」の言葉の意味が若い方には通じないようで、「寄る年波は」死後になったのではないかと。負けられない気力で立ち向かうしかなさそうである。

 

この年も恙なきや加賀の鍋 (鳶)

 

2017年NPO法人I Love加賀ネットをご支援賜りまして誠にありがとうございました。

2018年になります、皆様がよき年を迎えられますよう祈念申し上げます。

 

2017(29)12.29

NPO法人 I Love加賀ネット

事務局長 東川 敏夫

 

第196回 当地方言「もみじこ」

第196回 当地方言「もみじこ」

 

七十二候「橘始黄」「閉塞成冬」「乃東(うつぼ草)生」小雪から大雪、そして冬至となる。

12月の中旬ともなると、まさに「閉塞成冬(雲が空を塞ぐようになる真冬の天気)」である。

 

筆者の年齢になると、求めることや、ものは少なくなるが、失うものが多くなる。当然といえば当然であって、老化に伴い体力や金銭的なものも蓄財から減っていく。自然と云えば自然ではある。この時期になると喪中葉書が届き、今年もまた、年賀状の枚数は激減していく。人も物も形も失っていくことに寂しさを感ずることはない。

 

「湯豆腐」が季題であるが、季刊誌北國文華の何年か前に掲載されていた、俳誌「雪垣」同人 宮地英子 語り伝えたい心に残る方言第41回に「もみじこ」の文章が掲載されている。お節料理の「もみじこ」は北陸の方言であると知ったと。鱈の真子、「すけそうだらの子」を北陸では「もみじこ」と呼ぶ。「たらこ」は共通語である。筆者は大阪であるが、「もみじこ」は生まれ育った土地の「もみじこ」は「もみじこ」として認知している。そこで

 

宮地英子さんも書かれていますが、「もみじおろし」を連想する。「もみじおろし」は大根おろしに赤トウガラシを差し込んで一緒におろす。「たったおろし」焼き魚の生臭みを消すために用いられる。そこで「湯豆腐ともみじこ」なのである。湯豆腐は昆布出汁や薬味で豆腐がさまざまに変化する。豆腐は夏は冷奴、冬は湯豆腐と日本人の食卓には欠かすことはできない食品でもある。過日、京都の紅葉の見ごろな南禅寺を訪れたが、南禅寺と云えば湯豆腐で有名ではあるが、豆腐は豆腐と思うのは不粋なことなのかもしれませんが。

 

「湯豆腐のもみじおろしや戦争論」「湯豆腐やもみじこ辛し戦争論」のような俳句を作ってみたが、「もみじこ」が解ってくれるかどうかである。

 

片山津、柴山潟の冬を

「時雨ける 潟波うてり 欄の下」 水原秋桜子

「時雨雲 のこるを潟の 月照らす」 水原秋桜子

「潟の水 かすかに白き 波を立つ 雪の山をば 夜も夢むらん」与謝野晶子

 

 

富士山・立山と並ぶ日本三名山の一つ「白山」。

雪を頂き、光を浴びて輝く姿に、古来より人々は

白山を「白き神々の座」と信じ、崇めてきました。

(撮影/2017(29)11.28 中谷宇吉郎「雪の科学館」館員 新 佳織)

 

2017年も12月のみ。平成30年(2018年)北朝鮮との戦争が始まるのか、2017年終わりに戦争が起こるのかわからないが、いずれにせよ戦争は人類の最大の不幸である。

 

2017年12月1日
NPO法人 I Love加賀ネット
事務局長 東川敏夫

 

第195回 NPO法人I Love加賀ネットの9年

                                                                                                                                                                        「さらなる前進へ」

 NPO法人I Love加賀ネットは満9年を本日迎えました。誠に喜ばしいことと思います。
発足以来3000日を超えて、加賀の地元に確りと根を張り、活動してまいりました。そしてかなりの認知度も上がり、NPO法人としての信頼も実績に基づき得ております。                                               皆様の温かいご支援があっての運営活動の歴史であることは言うまでもありません。

改めて感謝申し上げます。

  さて、企業にしても、あらゆる事業にしても継続の難しさは根幹について回ります。継続こそ最重要課題でもありますが、やはり高齢化は事業の年数と共に組織の人材にも顕在化しております。このことは、取りも直さず日本の現実でもあります。

 2048年には人口は1億人を割込むこととなり、その間あらゆる分野での影響も否めないこととなる。都道府県や市が激減して、平成の大合併と同様な、行政の合併などが当然行われると思われる。平成の後の年号はこれからの検討ではあるが。今日の産業分野での変化を捉えるならば、公共交通の運行本数減、新築マンションよりも中古マンションの安定感。日本における車販売台数減、スポーツでもゴルフ人口減など、少子高齢化現象が如実に表れてきている。

 先般のTVで、統廃合した小学校、中学校の有効利用を報道していたが、少子化や都市化が進んだ負の産物を再利用する活動でもある。そうした意味からもNPO法人としての活動にある意味では道筋をつけていることではないかと考えている。

 NPO法人I Love加賀ネットの理念である「加賀の自然資源を活かし、文化、歴史、科学、教育、まちづくり推進の為の情報を発信する」が今後も継承されていくものと確信する。地元加賀に根差したNPO法人加賀ネットの役割は大きく、期待されてもいると思っています。ブレることのない信念と活動を更に前進させていくつもりです。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

2017年11月11日
NPO法人 I Love加賀ネット
事務局長 東川敏夫

 

 

第194回 「記録的大雨で洪水、水害が、昔を思い起こさす」

 

「記録的大雨で洪水、水害が、昔を思い起こさす」

 

今年は、全国的に水害、大洪水に見舞われている。8月8日に台風5号の影響で加賀市柴山潟や小松市梯川は、午前10時に洪水が起きる危険水「氾濫危険水位」に達した。柴山潟の上流にあたる加賀地方の山沿いでは、半日(12時間)で200㎜を超える大雨記録となる。

加賀市菅谷の気象観測器アメダスでは8月1カ月分を超えた雨量となった。(8月8日ウィザードニュースより)8月8日に5号、10月終わりには22号とかなり頻繁に日本列島を直撃している。毎週末は台風による記録的大雨になり、各地の地盤もかなり危険になってきているように思われる。

 

50年、60年前は柴山潟が毎年のように洪水に見舞われていた。必ず床上浸水になり、家具や畳をニ階に上げたもので、年中行事の感じがしていたように思う。筆者は小学生、兄達は中学生で畳み上げなどは然して苦にはならなかったものである。柴山潟から距離にして200mもなかったと思うが、殆どは床上浸水を逃れることはなかった。ましてや潟を取り巻く様に旅館が立ち並んでいた片山津温泉の旅館群は、1969年(昭和44年)の大火に見舞われるまでは全国的に有数の宿泊客を誇っていた。潟沿いの旅館はこうした水害を予知した建造物になっていたし、潟沿いの一階部分はどの旅館も床下は倉庫や材木置き場のような構造になっていた。子供の頃はその床下が格好の遊び場でもあった。

 

8月8日の5号台風は、動橋川は上流からの記録的大雨により、柴山潟に流れ込みあらゆる材木や物を運び込んで来て危険水域だと、筆者の大阪でもTVニュースで放映された。

動橋(いぶりばし)川と読める人は、地元の人は当然ですが、加賀市出身の人位であろう。

1964年(昭和39年)新堀川水門の完成により、昔のような温泉街が水害で床上、床下浸水はなくなったかのように聞いてはいるが、場所によってはやはり水害による被害はあるようだと聞く。福井大震災は1948年(昭和23年)6月28日ちょうど片山津温泉「湯の祭り」の日に襲われた災害であった。69年前の出来事であった。

 

                    【 写真】*今回の台風により、「柴山潟」の

                         水が堤防を超え、「流木」が湖岸道

                         路に飛び散った惨状( I Love加賀

                         ネット・10月25日撮影)

                      *      *      *

動橋川の危険水位によって潟岸には廃材や材木などの残骸が残っており、大変な処理作業となっているようだ。当NPO法人I Love加賀ネットの「柴山潟桜周回廊計画」(2012年3月)桜の植栽をして5年が経過しておりますが、今回の記録的大雨においては、残念ながら一部にかなりの被害が及んでおりますが、今現在も作業対応に苦慮しているところでもあります。自然のもたらすエネルギーには人は対抗できません。地震も水害もいつやってくるか解かりません。毎年地道な作業をして育成する桜の成長の為にも、早期の作業が緊急課題であると思っています。

 

寺田寅彦の「天災は忘れたころにやってくる」がまさに警鐘となっている。

2017(29)10.28

NPO法人 I Love加賀ネット事務局長

東川 敏夫

 

第193回 「防災を考える」

 

七十二候 禾乃登(か すなわち みのる)稲などの穀物が成熟する季節。

9月には入り、ようやく朝夕は涼しなったようである。とは言え大阪の日中は30℃を超えている。例年中旬まではと思うが、木々の緑が強い日差しに正に負けたように瑞々しさが乏しく、黄ばんだ状態のところが多くみられる。

 

9月1日は「防災の日」防災週間である。全国各地防災訓練が実施されたが、今年は防災と人災(北朝鮮ミサイルが北海道上空に打たれ、また9月3日に水爆実験、震度6と発表。一気に緊迫状態にさせられている。)一触即発、チキンゲーム状態である。やりたい放題であるが、現憲法の足枷で日本はどうにもできないのが現実である。厳重に抗議したり、外交努力では、中国、ロシアとの綱引きでこれも難しい。

防災訓練とミサイルに対する防御訓練。昔の空襲警報で身を隠すようなことではなく、如何にして防御するかにかかっている。二層防御では難しいようである。不安な日々になりかねない。こうした9月1日からの防災訓練に今年は追加されたようなものではあるが、

2日(土)筆者の豊中市は合同訓練で実践的な防災訓練を実施した。また、5日は大阪府が大阪880万人防災訓練として府民が一斉に訓練に参加する。スマホ、携帯に地震、津波の警報が入ります。筆者のマンションでは、この日防災委員会が主導して訓練を実施する。

夜間も安全確認をLEDペンライトで「無事です」連絡をし、チェックします。防災訓練は繰り返しやることで、いざという時に役に立ちます。防災グッズ、防災用具、個々に防災リックに備蓄して、何時でも備えが出来ていますか。都市における少子高齢化による防災対策、ことに要介護者、弱者における防災対策は緊急を要することである。

 

地方創生も都市に限らず高齢化と人口減による緊急対策が不可欠である。

そのうち来るであろう東南海地震に備えをする。人災を起こさない。減災に努力する。今年は地震よりも各地の記録的洪水に悩まされたのではないでしょうか。これからは台風シーズンでもありますが、すでに来た15号など1か所に居座り続ける嫌な台風でもあった。

地震、天災、水害、そして戦争等には努々ならないことを願いたい。とは言えそんなことはないだろうと云うノー天気なことでもないだろう。

 

 

2017(29)08.15

NPO法人 I Love加賀ネット事務局長                              東川 敏夫

 

 

第192回 七十二候「寒蝉鳴(ヒグラシ鳴く)」 

 

暦では立秋が過ぎ、七十二候「寒蝉鳴(ヒグラシ鳴く)」

夜間幾分気温も下がり、寝苦しさから解放される。虫が鳴き、ヒンヤリ感が覆ってくる。

直ぐにやってくる秋。日本の季節は素晴らしい。

 

 

英国世界陸上では、100M×4 銅メダル。まさかのボルトの疾走故障があったとはいえ、堂々たるメダルである。競歩50Km銀メダル、銅メダル、5位と大活躍である。2020年東京五輪が楽しみである。ゴルフ(全米プロ)松山英樹がメジャー初優勝かと。

残念ながら6位に終わった。世界におけるスポーツ選手の活躍は目覚ましいものがある。そして、甲子園は、石川は航空石川、福井は坂井。熱戦が繰り広げられている。2回戦そして、ベスト8へ。夏休みは高校野球、甲子園である。

 

スポーツの世界では楽しみがあるが、北朝鮮との緊迫した状況にあるのは、何とも不気味である。米国トランプ大統領も内憂外患であり、危機管理のレベルを上げていかざるを得ない。日本における北朝鮮危機は最早安穏とはしておれない状況と理解した方がいいと考えざるを得ない。金正恩、トランプの暴走がないように祈るしかない。緊迫関係を解きほぐす方法はあるのだろか。正しい情報はどれなのか解からない。日本のマスコミはフェイクニュースを流し続けている。既に可笑しくなっていると思っている。

 

間違った情報を鵜呑みにすることなく(これまでのマスコミと明らかに違う)自らが正しく判断できるようにしておく必要が出てきたと云える。マスコミの情報操作が甚だしいものがある。歪な東京都政や日本ファーストの会等の勘違いが起こってしまう。兎も角嫌な時代ですね。

 

 

「奥の細道」芭蕉は立石寺で、五月二十七日(陽暦7月20日立石寺で

「山寺や石にしみつく蝉の声」を句をよんだ。この句は「さびしさや岩にしみ込む蝉の声」と改案され、さらに「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と改められた。

「五月雨をあつめて涼し最上川」 六月十四日(陽暦8月5日)酒田の豪商寺島彦助に招待され安種亭(安種が崎の別荘)で俳諧が催された。「涼しさや海に入れたる最上川」と。その後「暑き日を海に入れたり最上川」と改められた。

 

六月十八日(陽暦8月9日)「象潟や雨に西施がねふの花」

七月四日(陽暦8月25日)「あら海や佐渡に横たふあまの川」この日は雨であった。また翌日の五日も雨で、出雲崎を出て、柏崎に至った。熱い真夏を越後路の旅で、これから加賀の国に入ることになる。倶梨伽羅峠を越え、金沢に着いたのは七月十五日(陽暦8月29日)のことです。

 

8月15日終戦から72年。何もせずして日本の安全はあり得ない。大きな節目である。

 

 

2017(29)08.15

NPO法人 I Love加賀ネット

事務局長 東川 敏夫

 

 

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