NPO法人「I Love 加賀ネット」は加賀の発展と心豊かなまちづくりの為に活動する団体です。
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第106回 ますます昭和が遠くなる

学術、文化、芸術、またはスポーツの振興を図る活動<定款より>

 

 

希代の大横綱大鵬(納谷幸喜氏72歳)が亡くなった。映画界では大島渚監督。暮れに俳優小沢昭一、歌舞伎界の中村勘三郎と昭和の栄華を飾ってくれた各界の大黒柱を失った。

「巨人、大鵬、卵焼き」と大本命で圧倒的強さとそして人気。昭和30年代~40年代の黄金期、優勝回数32回、幕内45連勝と数々の歴史を塗り替えた。

 

筆者の好きな力士は横綱柏戸関ではあったが、優勝回数5回。大鵬の二番手に歯がゆい思いもありましたが。「柏鵬時代」といえば大相撲の黄金期であった。「巨人、大鵬、卵焼き」柏戸には「大洋(阪神)、柏戸、水割り」というのもあったようだ。「巨人、大鵬、卵焼き」に勝るキャチコピーはない。

 

 大鵬の永遠に届けて梅の花(鳶)

 柏鵬は角界の歴史春浅し (鳶) 

 

初場所(一月場所)は新年の季語。日馬富士が全勝優勝で飾った。大鵬を師と仰ぐ白鵬は12勝3敗で終わった。大鵬の安定感を白鵬が、柏戸のスピード感を日馬富士がの思いは望むべくもないか。(出てよ日本人横綱!)

 

メセナの時代も終わったか。

 

何度か足を運んだことがある、大手化学メーカー「石原産業」が運営するホール「イシハラホール」が今年12月に閉館する。平成5年開館のちょうど20年になる。クラッシックのリサイタルや声楽、ピアノリサイタルが開かれてきた。これもまた残念なことである。

石原産業のメセナ事業としての運営については良くぞこれまで頑張ってきたと拍手を送りたい。

 

2013年4月大阪中之島フェスティバルホールが開館する。建て替え工事で休館中のフェスティバルホールはクラッシク、芸術の宝庫であり、新装オープンはファンにとっては待ちに待ったの気持ちではないだろうか。経済や社会の裏表。光と影の対照が浮き彫りにされる。経済環境の変化がもたらす社会的貢献の限界を思っています。

 

アルジェリアでのテロ事件で

 

ルジェリアでのテロ事件は、企業人として身につまされる。悲痛な思いである。

特にプラントに関しては「日揮」は優れた人材が集結していると思う。

世界に張り巡らされた日本のビジネス網は技術力では抜きん出ていると思われますし、

国家間の複雑で入り組んだ状況はわからないが、何もできないもどかしさを日本人は感じているのではないでしょうか。世界経済の最前線で頑張っている邦人には頭が下がります。

だからこそ安全安心を確立しなければならないのではないでしょうか。

 

 

 *句…(鳶)は、筆者の東・敏を 音読みにて並べたものです

 

 

2013年1月29日

NPO法人  I  Love加賀ネット

事務局長 東川 敏夫

 

 

 

第105回 「書聖 王羲之」

学術、文化、芸術、またはスポーツの振興を図る活動

 

 

中国の書家・王羲之(おうぎし)の書の精巧な写が日本国内で2013年1月8日に発見されたと北京日報が伝えた。「大報帖(たいほうじょう)」と命名された。NHKニュースを始め全国メディアが伝えた。

 

■NHKニュースから引用する

日本の書道史に奈良時代から影響を与え続けている、四世紀の中国の書家、王羲之の筆使いを伝える新たな資料が日本で見つかった。王羲之の資料は国宝に指定されているものもあり、「遣唐使が唐から持ち帰ったとみられる極めて貴重な資料だ」

 

王羲之は四世紀の中国、東晋の書家です。書を芸術に高めたとして「書聖」と称され、現代でも学校の教科書で書道の手本とされるなど大きな影響を与え続けています。

このうち、今から1400年近く前に、唐代に皇帝命令で高度な手法で精巧に模写されたものは、王羲之の筆使いを史実に伝える資料として高い価値があるとされている。

 

40年前の昭和48年に「妹至帖(まいしじょう)」と名づけられた手紙の一部が日本で見つかっていて、今回はそれ以来のことです。「縦簾紙(じゅうれんし)」と呼ばれる唐代に見られる特殊な紙も用いられている。(抜粋)

 

■唐の太宗 李世民

高祖李淵の次男で唐王朝の基礎を固める善政「貞観の治」を行い、中国史上最高の名君の一人と言われている。Gayo無料動画で「貞観の治」を放映しており、「王羲之の書」をこよなく愛し、精巧な複製を作らせて手本として広めようとした。(小説 陳舜臣『十八史略』にも「貞観の治」は取り上げられている)

 

能筆家としても知られた太宗は、王羲之の真筆に異常なまでの執心ぶりを見せた。

王羲之の書 真筆「蘭亭序」を片時もはなさなかったという太宗帝が崩御すると帝の副葬品として埋葬されてしまった。これによって王羲之の真筆は皆無となった。行書体の代表的な作品「快雪時晴帖」「蘭亭序」がある。

 

台北 国立故宮博物院 王羲之「蘭亭序」真蹟(原本)ではなく、石刻からの拓本がある。

王羲之の真蹟に最も近いとされる欧陽詢の模写が石刻され、それが拓本にされた。

 

台北 国立故宮博物院にはこれまで三度ほど訪れている。門外漢の筆者でも歴史的背景を知れば知るほど感動する。

    

2014年に東京と九州で故宮博物院日本展が開催される予定になっている。

 

■遣唐使

遣唐使が日本に与えた影響は大きく、謂わば先進国中国の経済、歴史、文化、書、芸術、建築、仏教そして生活に至るまで日本文化に浸透していった。

 

阿倍仲麻呂(唐名 晁衡)と鑑真和上のことはよくご存知と思いますが、阿倍仲麻呂(晁衡)は唐の太學で科挙に合格し、玄宗皇帝に寵愛された。同期留学生には吉備真備がいた。

阿倍仲麻呂が35年以上唐の中心部にいた仲麻呂にとって、唯ただ、ひたすら国に帰りたかったと望郷の念をもつのは当然である。

 

■阿倍仲麻呂の望郷の歌

    あまのはら ふりさけみれば春日なる

    三笠の山に出し月かも

 

鑑真和上の五度に及ぶ渡航失敗と更なる挑戦で来日。奈良に唐招提寺を建立する。

阿倍仲麻呂の帰国は四艘のうち第一船に大使藤原清河らと乗り、鑑真和上は大伴古麻呂の第二船に密かに乗った。四艘の帰国遣唐使船で第一船は、沖縄まで来て、奄美のあたりで暴風雨に見舞われ、漂流して北ベトナムまで流されてしまう。遭難は長安に伝わり転覆全員死亡したものと思われた。

 

■阿倍仲麻呂と交流の深かった李白は「晁卿衡を哭す」の挽歌をつくった。

      日本の晁(ちょう)卿(きょう) 帝都を辞し

           征帆一片 蓬(ほう)壺(こ)を繞(めぐる)る

           明月帰らず 碧海に沈み

          白雲愁色 蒼梧(そうご)に満つ

 

阿倍仲麻呂は大使藤原清河と苦しい旅を続けながら長安までたどり着いたが、遣唐使船はその後二十五年もの間派遣されることはなかった。この二人は望郷の念を抱きながらも、ついに日本の土を踏むことはかなわなかった。

 

■長谷川 櫂著「海の細道」で鑑真和上にふれている。そして、

  「初花の咲や奈良へと船の道」 長谷川 櫂

 

司馬遼太郎「空海の風景」弘法太師空海(私費留学・遣唐使)も司馬遼太郎の傑作ではないだろうかと思っている。空海と最澄。空海は高野山、最澄は比叡山。歴史は脈々と続いていく。

阿倍仲麻呂碑(中国・西安)

2000.10.10撮影<転載はご遠慮ください>

 

     魏・呉・蜀の時代から隋、唐時代1400年前も、今の日中関係、日韓関係は歴史を重ね

     ながらアジアの安定と秩序を保ってきた。友好な外交や国家の安全を願わずにはいら

   れな い。

 

 

 *               *               *

 

 

田島方外 懶

 

 

(加賀市美術館蔵)

 

           ◎田島方外先生のこと…筆者の中学校時代の書道の先生。

             当【事務局コラム】第61回 「加賀の書家・田島方外」ページ

             2012年6月12日掲載をご覧ください。

 

 

2013年1月18日

NPO法人  I  Love加賀ネット

事務局長 東川 敏夫

 

第104回 平成25年謹賀新年

 

 

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 

「白山」日の出

【撮影/北國写真連盟理事 潮津 保 = 加賀市潮津町在住】

 

     

平成の年も25年、四半世紀を迎えることになりましたが、平成不況からの脱却を安倍晋三新内閣は実現してくれるのでしょうか。昨年末から、円安基調と株価が上昇し、安倍新内閣への期待感と人気の連れ上がりであります。

日本の家電業界は深刻ですし、雇用への期待は薄いような感じを持っています。

原発稼働や政党乱立ばかりが注目された総選挙でしたが、消費税増税や雇用や景気対策が論点にならなかったのか、論点に持ち込まなかったのか残念であります。国民の大半はデフレ不況を克服し、国民への豊かさの分配を臨んでいる。

 

平成12年は世界のトップリーダーが変わると以前かきましたが、主要国のリーダーが決まり、新しい世界の秩序と平和が今年からスタートする。

日本は安倍晋三内閣、米国はオバマ大統領再選、中国は習近平、韓国は女性大統領の朴槿恵、北朝鮮は金正恩政権。日米関係、日中関係、日韓関係、日朝関係と日本の舵取りは難しいと思われます。日米関係を更に深化する方向で且つ強靭体質を作ると明言している安倍内閣に期待と不安が交叉する。

巳年は種子が開花していく年といわれ、25年の永きにわたり埋もれていた日本経済や社会環境が豊かな社会に変化していくものと期待したい。

 

 

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NPO法人I Love加賀ネットも5年目に入り、節目の年でもあります。

 

【桜・書 東川 貞雄氏】

 

当会が目指す、「地域に根ざした社会環境や自然環境保護、歴史・文化・教育などの向上、街づくりの推進」を地域の方々と一致協力しながら、オール加賀を基礎として飛躍していきたいと考えています。

情報発信は故郷を「想い」そして「考える」「行動する」を反映させていきたいと思っています。

 

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 

 【撮影/筆者】

 

 

 

 

2013年元旦

NPO法人  I  Love加賀ネット

事務局長 東川 敏夫

 

                                            

 




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