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第178回 ふるさとは遠きにありて、思うもの?

学術、文化、芸術、またはスポーツの振興を図る活動<定款より>

 

 

ふるさとは遠きにありて、思うもの?

 

金沢の三文豪の一人、室生犀星は詩で「ふるさとは遠きにありて思ふもの、そして悲しくうたふもの…」とある。近年はふるさと愛、ふるさと納税などと巷ではいろいろと言われているが、ふるさとって何だろう。辞書によると「ふるさと」は、故郷、古里、故里、ふる里とあるが、広辞苑の一つに「古くなって荒れ果てた土地、昔都があった土地」とあり少し驚いた。

 

そこで自分にとってのふるさとを考えてみた。私は金沢生まれの金沢育ちである、10数年ばかり県外で過ごしたことはある。東京勤務時代、田舎はどこですかと尋ねられ、東京の人から見れば地方はすべて田舎なんだと変に納得した。大阪時代は関西の人から田舎はどこ?などと聞かれた記憶はない。ご出身は?「金沢です」(決して石川県とは言わない)。東京の人は、都は東京だからそれ以外はすべてが田舎者である、と思っているに違いないと感じていて、自分も一緒だなぁ、と自嘲した覚えがある。人にはそれぞれのふるさとの意がある。私にとっての〈ふるさと〉とは『宮仕え先や、旅先などに対し、自宅の謙称』(日本国語大辞典)だった。

 

話は変わるが、ふるさとには独自色の濃いイベントや風習がある。加賀市の祭りとして「十万石まつり」「湯のまつり」「山代大田楽」「こいこい祭」など多彩な祭りがある。金沢なら「百万石まつり」である。風習もいろいろあると思うが金沢以外は知らないので食いしん坊のなせる業か身近に起こった風習と食べ物を紹介してみたい。

 

ころころ団子贈答 (1) コピー

         ころころ団子 (2) コピー

 

 

まずは、結婚のときに配られたのが日月山海里を模した「五色生菓子」。四十二歳の「初老の祝い」の厄落とし鏡餅に、お神酒、するめ。そして「還暦の祝い」だが全国的な習わしもあり割愛する。

 

毎年氷室の朔日(7月1日)に江戸の将軍に献上する天然の氷雪に因んで作られた氷室饅頭を、今年も食べた。暑い夏を乗り切り、無病息災を祈った。そして今年初孫ができることもあり「ころころ団子」(写真参照)を作った。出産が「ころころ」と安産であるようにと願いを込め、楕円形の白い餅を近しい人に配った。しかも産み月の前月「戌の日」(いぬのひ)というのが習わしで、数は9か11か13などの奇数と決められている、決して焼いて食べてはいけないとされ、そのまま食べるか雑煮にして食べる。焼くと赤ちゃんに焼け跡のあざができるとのいわれからである。さすがに嫁の実家(岩手県)や娘や息子には細かな説明が要り、にわか勉強の知ったかぶりが恥ずかしかった。だが金沢のよき風習を倣い、引き継ぐには絶好の機会と思った。

その他にもいろんな習わしがあるが、自分がふるさとの何かを大切にすれば、子供たちもふるさとの良さを頭の片隅にでも覚えておいてくれればという思いがあるからである。

 

 

 =寄稿=

2016年7月28日

西多 敏晴

(金沢市)

 

第177回 小暑

自然環境の保全を図る活動 I  Love加賀ネット<当会定款より>

 

 

「小暑」二十四節気 七十二候「温風至」(あつかぜいたる)。

ゲリラ的激しい雨と全国的に30度超えのところが圧倒的に多いが、梅雨明けとはなっていない。例年の梅雨明けは7月21日頃であるが、梅雨明け宣言前に猛烈な暑さが先行してきている。 今日は7月7日「七夕」である。そう思えば梅雨明けはまだ出なくてもおかしくはないのか。

 

 

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筆者の近くに服部緑地公園がある。日中の一番気温の上がる時間に散歩することも愚かなことではあるが、暑い季節が好きなこともあり、あまり苦にならないので緑地公園に散歩に出かけた。

 

蓮池があり、この7~8月に大きな花を見せてくれます。時間が遅かったこともあり、数本しか開いていませんでしたが、大輪を見せてくれておりました。   リックを背負い、大きな望遠をつけた立派なカメラで撮影している方に声をかけました。 「上手く撮れましたか」「時間がこんな時間なので、思ったようには行きませんでした」と。早朝から9時ごろまでが見頃のようで、「また来ます」「連続して、万博公園の日本庭園に撮影に言っています。朝6時に開園してくれますので」と。「お元気ですね」

 

 

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「昭和の時代に一生懸命働いて、今は毎日楽しんでいます」と元気に手を振って帰られました。昭和の高度経済時代に猛烈な企業戦士として社会に貢献してきたとの思いが感じられました。同様に、カラオケなんぞこの10年間ほど行ったことがなかったのに、   カラオケ大好きなシルバー世代の方と行くことになりました。

 

筆者などその方達からしたら鼻たれ小僧のようなもので、そこで雑巾がけしておけと云いそうな方々ではありますが、後期高齢者と云われてもマイクを握るとそれはもう昭和歌謡大全集、NHK深夜便の昭和歌謡のオンパレードでした。

 

高度成長時代に「単身赴任で東京に15年いました」「家族と名古屋、東京、大阪の転勤で12年でした」「札幌、函館、東京と落ち着くこともありませんでした」企業の要になって一生懸命に働き、定年になりそれから既に10年以上が経っています。 少子高齢化の現実は経済の変化をもたらし、様々な云わば地殻変動が起こっています。

 

英国のEU離脱、ISのテロ、米国大統領選挙、そして参議院選挙、更に東京都知事選挙など云わば予測のつかないことが起こりうる。そこには生活困窮に根差す不満が、どの国の国民にもあるのではないかと思える。

 

後期高齢者が健康でカラオケに興じられる幸福感は、実はありがたいことであると思っている。残された歳月を楽しく、恙無く送れることそれも健康であることが基本である。

 

 

2016年7月7日

NPO法人 I  Love加賀ネット事務局長

東川 敏夫

 




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