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第141回 春から初夏に

 自然環境の保全を図る活動 I  Love加賀ネット

 

 

風光り、若葉の季節がやってきた。

 

筆者の住むマンションの庭や周辺は、今まさに百花繚乱である。4月6日には「お花見会」
丁度それから2週間、前庭には八重桜が満開である。プランターには菫草やパンジーなど色彩り鮮やかである。少し歩くとそこには躑躅が揃い始め、そして花水木もこれからの出番をまっている。好天続き、20℃を超えると花も蝶も虫も動き始める。

 

4月20日は穀雨。

春爛漫から初夏の薫風を感じさせる季節に移っていく。自然の瞬間その瞬間が毎日めまぐるしく変化していく。紫外線が最も強くなる季節でもある。選抜高校野球を甲子園で観戦して日焼けをしているのに、散歩で更に焼けている。健康なのかと勘違いをしてしまうのだが。穀雨は字の通り田畑の準備が整いそれに合わせるように降る春の雨である。

 

穀雨の時期の七十二候は
初候   葭始生    葦が芽を吹き始める
次候   霜止出苗   霜が終わり稲の苗が成長する
末候   牡丹華    牡丹の花が咲く

 

DSCF6240                                 八重桜

 

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パンジー、  菫草


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花水木

                                                                                  (筆者撮影・転載不可)

 

 

花が咲き、蝶が舞、虫が蠢く。春というよりも初夏である。生活も衣更え、薄着になる。
七十二候は自然を実に具体的にそして現実的に表している。先人の自然科学の知識と知恵と生活習慣がマッチした日本の四季と日本人の生活そのものである。
先日も駅の構内に燕が巣作りをしているのを見かけた。殊のほか昨今では珍しい光景なのではないかと。季節的に清明 初候 玄鳥至(燕が南からやってくる)である。
都市部では、燕を見かけることも少なくなっているのではないだろうか。昔何でもない光景が貴重な光景になってしまっている。

 

上島鬼貫 『俳諧雅楽集』に「四季の月」について

春の月は、くれそむるより朧たちて物たらぬけしき。
(朧月は、幽に見定ぬ心、おぼつかなき心、昼は霞、夜は朧一物二名也。春の月、底面白き心、口外に花あるようにすべし、春宵一刻価千金の心持有べきよし。

「四季の雨」について
春の雨は、物こもりて淋し。
(春雨はものを生長する心、ほっと匂ひある心。

日々季節が変化していくことを、感じて生きていくことのできる幸福感を味わいたいものである。春から初夏へ。花や草木、風や日や月。旬の食生活、衣更え、生活の変化も季節の変化であり、日本人の知恵がそこにある。年を重ねてこそ味わえる自然空間なのかもしれない。

 

 

2014年4月20日

NPO法人  I  Love加賀ネット

事務局長 東川 敏夫

 

 

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