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第182回 「鉄に命を吹き込んだ男 山田宗美」

<2016年10月5日(水)再掲載>

学術、文化、芸術、またはスポーツの振興を図る活動<定款より>

 

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 山田宗美 作 鉄打出兎置物

【加賀市美術館蔵】

◎<注> 上記写真は無断転載厳禁です

 

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「鉄に命を吹き込んだ男 山田宗美」

 

土曜日はNHK番組「プラタモリ」を見る。テレビを見るのは唯一この番組だけであるが、たまたま続いて見たのが「凄ワザ」と云う番組で、これを見てビックリ仰天した。一つはこんな土曜日のゴールデンタイムで加賀市美術館が紹介され、洞口学芸員が紹介したのは「山田宗美の鉄打出の名工」山田宗美の技術力の凄さでした。

 

「鉄に命を吹き込んだ男没後100年鉄打出の名工 山田宗美展」が9月4日まで加賀市美術館で開催されました。番組内容は最新の機械技術では及びもつかない鉄打出技法。また、新進作家が挑戦するウサギの耳の長さの表現力はとても及ばなかった。最新のテクノロジーや分析、X線映像での調査でも、その薄さは「奇跡」と云わしめたとのコメントが実によく表現されたと思って見ておりました。NHK番組の良さでもあります。

 

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         加賀市美術館 (同館ホームページより)

 

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館内写真提供/何れも加賀市美術館

 

山田宗美を加賀市美術館の資料から引用しますと、明治4年(1891年)大聖寺藩御用の甲冑師の家系に生まれた。本名長三郎。父、宗光に象嵌・鍛金を学び、明治24年(1891年)20歳の時、「鉄打出」を創案した。その技法は、だれの目にも奇跡としか映らなかったと云います。

明治29年(1896年)日本美術展覧会、明治33年(1900年)パリ万国博覧会、明治39年(1906年)セントルイス万国博覧会等、国内外の展覧会に出品、受賞を高めていきました。大正5年(1916年)当時の芸術家にとっての最高の名誉である帝室技芸員に内定しながら、その発表を前に44歳の若さで世を去りました。

 

山田宗美は加賀市の生まれ、世界的な技術の鉄打出の天才芸術家として紹介されました。

 

こんな凄い人がいたことを知らずにいたことの恥ずかしさもありますが、NHK総合での番組の反響は大きかったのではないでしょうか。一枚の鉄板を打出技法で創作していくことの凄さ、頭の中に描かれている設計図に、まさに創造力と構想力の結集を謂わば「魂」を吹き込んでいく作業は天才だけにしかできないのではと思います。更にこうした技法も又その能力も祖先から受け継いだ遺伝子のなせることだと思っています。

 

とはいえ、技法と能力とDNAだけでは超えていくことのできない壁を打ち破る事が出来るには、苦心惨澹の失敗と努力と工夫そして気力があってこそ見いだせる光明ではないかと思っています。素人的発想ではありますが。

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故郷、加賀市の出身の皆さん、帰郷した時は加賀市美術館に是非行って下さい。また、観光で訪れる計画のある方は、ぜひとも加賀市美術館にお立ち寄りください。加賀市は歴史と芸術、文化と白山と柴山潟は絶景で、見どころ満載の名所です。

 

2016年9月29日

NPO法人 I Love加賀ネット

事務局長  東川 敏夫

 

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