第161回 小笠原沖M8.5(5月30日)

 

小笠原沖M8.5 震度5 世界最深590キロ 北海道から沖縄まで日本列島を揺さぶった。口永良部島火山爆発、箱根山爆発、昨年の御嶽山爆発と立て続けにマグマが天を衝いて噴き上がり、日本列島に不安が走っている。

殊に首都圏は東日本大震災から4年でしかも未だ余震も続いている中での小笠原沖地震であり、新幹線は止まり、エレベーターも止まった。特に、首都圏を始め、関西、東海も超高層ビル、マンション群があり、今回はエレベーター管理大手会社によると関東地方で管理するエレベーターが約6000件寄せられた、「人が閉じ込められた」等の情報。六本木ヒルズ52階で数百人が取り残された等、混乱の様子がニュースで伝えられた。

日本を揺るがした今回の地震は様々な進化したテクノロジーを襲った。安全安心システムの弱点が見えたような気がする。

 

 

自主防災組織

自主防災組織は非常に大切で、大規模災害に備えての活動の意識が伝わり始めたように感じている。阪神・淡路大震災から20年。地域の自治会、集合住宅の管理組合の人達が結成する自主防災組織の意識は向上している。東日本大震災、豪雨、台風がもたらす水害など当然危機意識を持たざるを得ません。自然との闘いですから、予想や想定の範囲は無いと考えっておいた方が良いのではないかと思う。

自主防災組織の出来ること、自助努力を先ずは優先的に繰り返し訓練する。そこから共助や全体的なことが見えてきたり、行動が出来たりすることが出来る訳で、少なくとも自助が最優先でなければなりません。

地域社会のコミニュケーションが難しい時代になって来ている状況を考えると、自治会組織なども厳しい現実にある中での自主防災組織の確立はそれなりの覚悟が必要ではないかと思っている。ことに都市部ではこれまでの町内会的な組織の維持が難しく、又自治会組織としての活動が深刻といっていいのではないだろうか。

マンションの管理組合も理事のなり手がなく、理事会組織が岐路に立たされている。理事会への苦情や相談、更にクレーマー的な人やエレベーターで口論となり殺人事件まで起きるのだから、理事のなり手がなく、専門家が理事となる例が今後当然増えてくることになる。

 

=片山津地区防災訓練の模様(5月10日)=

<写真提供/片山津地区会館>

防災訓練1  防災訓練3

 

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いつ何処で起こるかわからない災害ではあるが、自然には対処していくこととしても、結局のところ人災になりかねないことが多くあるように思う。人がどう考え、どう動くか、又専門家の正しい知識と経験則を出来る限り素直に身につけて行くことが大事な第一歩と云えないだろうか。その為に訓練をしておくことが大事であると思っている。

 

 

2015年6月1日

NPO法人  I  Love加賀ネット

事務局長 東川 敏夫