第33回 〝紅梅〟ほんのりと

「柴山潟桜周回廊計画」3月25日<日>午前10時「植樹式」 

 

 

梅ばちの大挑(おおちょうちん)灯やかすみから 小林一茶

 

紅  梅  が  咲  い  た。

 

 

 

梅の見頃の季節になり、梅の香りがゆっくりと春を呼んでくれる。

 

一茶の句の梅鉢は加賀藩主前田家の家紋である。一茶は信濃国水内郡柏原で生まれ、故郷柏原で65歳没す。生涯二万句に及ぶ発句を詠んでいる。

柏原は北國街道沿いの宿駅で、加賀藩などが参勤交代する道筋であった。加賀百万石の参勤交代を一茶はこの句に表現していると言える。大提灯の梅鉢がかすみからでも見えるほど壮観であったと。北國街道は、中山道と北陸道を結ぶ街道で信濃の追分宿から越後の高田宿までの約35里(約140㌔)の道です。

 青年期の一茶は、芭蕉を崇拝し、芭蕉の旅姿と同じように僧姿で旅をして、京都東山で芭蕉堂を営んでいた蘭更と会い、芭蕉が眠る近江の義仲寺で行われる時雨会に参会した。

 

此裡(長谷寺)に春を迎えて 

 

 「我もけさ清僧の部也梅の花」一茶 

 

   

     

 

芭蕉、蕪村、一茶の世界 ―美術出版社より

【写身 いずれも筆者自宅前庭で】

 

2012年2月28日

NPO法人  I  Love加賀ネット

事務局長 東川 敏夫