第75回 ウナギとトラフグ

 自然環境の保全を図る活動 I  Love加賀ネット<定款より>

 

「加賀・柴山潟に巨大ウナギ、最大1キロ、食べられるのは1軒」 

 

=7月27日付け北國新聞の記事の見出し=

27日は土用の丑の日。今年は全国的にウナ=品薄で価格が高騰する中、加賀市の柴山潟には大きなウナギがいると聞いた。体長は60センチ前後で、中には1キロを超える大物もいるという。漁は7月下旬から8月初旬にかけ最盛期を迎える。(後略)

 

鰻といえば、柳川なべ、うなぎのせいろむしなどで有名な福岡県柳川市では10数軒の店が各店秘伝の焼き方や蒸し方、味付けで腕を競っているという。柴山潟では、加賀市柴山町に1軒あるだけのようだ。

 

インターネットが鰻屋にも及ぶ

 

全国的に品不足のウナギは、価格も高騰し、ウナギ専門店では値上げをしても追いつかない状況のようです。東京・兜町、大阪・北浜は証券取引所があり、鰻専門店が結構あったようだが、証券業界の衰退もあり、証券業界人口も減り、且つインターネットでの株取引などが活発化し、顧客が証券取引所に出向くことも少なくなり、インターネットによる売買が中心になって、お客が鰻屋に足を運ぶことも少なくなり、廃業に追い込まれる。この辺りもインターネット産業革命の煽りとも言えなくはない。

 

ウナギの完全養殖は難しいようだ。

 

日本の食文化を代表するウナギの安定供給は、国内研究者にとつて永年の悲願であるようだ。独立行政法人水産総合研究センターは、平成22年、人工授精で孵化したウナギから取り出した精子と卵子で、人工孵化に成功した。「非常に少数の稚魚を丁寧に育てている状態」で、課題はコスト高と大量養殖技術ようだ。(産経新聞2012.1.29記事より抜粋)

 

 

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柴山潟でウナギの養殖ができないのだろうか。研究開発を検討しては如何だろうか。

 

      ドジョウやウナギや鮒、鮠、鯰など、その他生息する魚類を護ることは、

      柴山潟がラムサール条約登録にとって重要なことであります。      

      片野鴨池は休息の場所、柴山潟は餌場としての役割を担っている

      こうした背景を考えても自然環境を保護するとともに、ウナギ養殖にも

      貢献することはできないだろうかと考える。

 

 温泉トラフグの養殖

栃木県那須那珂川町の廃校になった小学校を利用して、温泉トラフグを養殖して成功している。低塩分環境水は、生理食塩水に近似し、退役浸透圧調整の為のエネルギーが少なくて済むため重量比で海産よりも8%早く目標重量に達する。1年で出荷サイズに成長できる。

 

片山津温泉の塩分を含んだ温泉に適しているのはトラフグのようだ。

 

 

「鯰得て 帰る田植えの 男かな」蕪村

 

 

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~中谷宇吉郎雪の科学館(写真左・右)と、源平橋(写真中)から見る柴山潟~

 

                                                               

    ○左)柴山町方面         ○中)白山連峰       ○)片山津温泉方面

        

                   【撮影/いづれも I Love加賀ネット】

 

 

 

 

2012年7月31日

NPO法人  I  Love加賀ネット

事務局長 東川 敏夫