「三人で242歳の美術展」が閉幕す。
3月13日(土)~21日(日)まで8日間、石川県加賀市の加賀市美術館で開催され
た。8日間の開催で368人の入館者がありました。NPO法人I Love加賀ネット
の初めての試みとしての美術展は地元密着がたのNPOとして、地元の皆様と地
元出身の県外在住者との繋がりや交流を目的としていくことが目標です。
Webよりの情報と美術展を通して交流することで新しい扉を開くことになれば
と考えておりました。コロナ禍ではありますが、入館時の検温、消毒、マスク
着用のお願いをお守りくださった入館者の皆様には感謝申し上げます。
作家・子母澤類さんからコメントを頂きました。
三人で242歳の美術展
まずは美術展のタイトルに驚きました。242歳を3で割れば、80歳に、
まだ2歳も余ります。そんな大御所とは信じられないほど、どの作品も
みずみずしく、好奇心にあふれ、命の輝きに満ちています。
世はコロナ禍で、この1年、閉塞感でみなが疲れています。けれども
加賀の地には見上げれば、白山という聖なる神さまがいらっしゃる。
空気がまったく違います。汚れをはらう白山に守られながら、拝見する書
や、水彩画、そして風景画から、早春の光を感じました。
そうだ、今日も頑張ろう、という意欲が自然と湧いてきます。
春はもう足もとまで来ている。そう感じながら、242歳の美術展と愛ら
しい人形を微笑みながら拝見いたしました。
加賀市出身 子母澤 類