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第109回 「梅香に春近し」 

 

  

「飛梅」

 

 東風吹かば においをこせよ梅の花 主なしとて春は忘れそ  菅原道真公

 

菅原道真は、平安京朝廷内で藤原時平との政争に敗れ、大宰府に左遷されることになる。

摂津中島の大将軍杜(大阪天満宮)に参詣した後、大宰府に向かう。901年のこと。

当代第一流の学者で、政治家でもあった道真公、その大宰府天満宮は合格祈願のメッカでもあります。

 

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       大阪天満宮に暖かな気温に誘われて、大盆梅展に足を運んだ。

       大阪天満宮も合格祈願は当然、天神祭は夏祭りの日本三大祭事

       でもあります。

 

  梅と松 奥のやしろは 言わずとも  宗因 

 

大阪天満宮 第10回 大盆梅展 【2月8日~3月10日開催中】

                       

 

                        大阪天満宮

 

 

 

                                     2013年2月撮影

                 

 

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長浜大盆梅展(第62回)【1月19日~3月10日開催中】

 

昨年当コラムでも紹介しましたが、「昇龍梅」樹齢伝250歳、「さざれ岩」350歳、「高山」400歳、「不老」400歳。400年前といえば天下分け目の関ヶ原の戦いの時代であり、琵琶湖の辺、長浜に歴史を眺めながら生き続けている生命力に驚かされます。

 

 【事務局コラム】17回長浜盆梅展写真

 

 「巨石盆梅長浜城下晴れわたる」 桂米朝俳句集より

 

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もとい、太宰府に戻る。 

大宰府は大和朝廷が九州の統治と中国や朝鮮との外交のために置いた役所であります。

ある年の正月、旅人の屋敷で梅花の宴が開かれた。招かれたのは太宰府の役人や九州の国主たち。その中に筑前の守、山上憶良もいた。その時庭の梅を見て主客が詠んだ歌三十二首が「万葉集」にある。大伴旅人の歌は、

 

 我が園に 梅の花散るひさかたの 天より雪の流れ来るかも 

                          (長谷川 櫂著「海の細道」太宰府より抜粋)

 

 太宰府は、律令制下の西海道九州九国三島(824年)以降は内政を総官し、内外使節の送迎や海辺防備などを担当した官衞のこと。1264年文永の役の前から鎮西の御家人達に命ぜられた異国警固の番役があり、そして、現在も博多市中央区に「警固」の町名が残っている。大番役は年に三ヶ月から六ヶ月京に出て朝廷の警固に奉仕すべき義務があった。

それは、元寇(蒙古襲来)のための役割をもつ日本の前線最重要地域が(防人)が太宰府であったからです。箱崎(筥崎)、香椎、無論博多もそうであるように、当時の元寇に対する警固の地であった。

 

 

  

  

 大阪天満宮、亀池 の紅梅と白梅

                         【掲載写真はいずれも筆者撮影】

 

      春を先導する紅梅と白梅の色香に華やかさはないが、厳しい冬の後

      やってくる春を楚々として掴み取ることができる。だから梅には少し

      物悲しさが残る。

 

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   大鵬の永久に届けよ梅の花

  高き塀梅の香りは遮れず

  一輪の梅香りくる月夜かな  (鳶)

 
 

2013年2月12日

NPO法人  I  Love加賀ネット

事務局長 東川 敏夫

 

 

 




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