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第53回 節電の夏 

 

前倒しで5月1日からクールビズとサマータイムを実施した企業もあると聞く。

 

この夏は電力不足に陥るとのニュース。昨年も一昨年も冷房要らずの夏の生活。また冬も暖房は炬燵だけ。風通しが非常に良く、扇風機すら必要なしの快適生活です。山小屋の別荘の話ではありません。ですから消費電力を節約するといっても、消灯をこまめに消すことぐらいですが、それとて日頃から手元灯ですから、節電の方法がない。

 

蚊帳や簾が売れている。

 

昨年も節電で、扇風機が大幅に売れ、品不足となった。今年は蚊帳や簾の発注が前年を超えて申し込みがあるようです。奈良市は蚊帳の生産地では有名ですが、70件ほどあった業者がいまは5件ほどだということです。

ある新聞社広告局の親しくしていた友人(故人)は、家業が奈良で蚊帳の大手業者でしたが、当時(昭和50年頃)すでに家業は廃業をしておりました。時々蚊帳の生地で作った雑巾を貰いました、非常に吸収力も良く、雑巾の汚れも落ちやすい優れものでした。
簾(よしず)は昔ながらの日陰と風を呼んでくれます。団扇や扇子も売れると思います。

 

「新しき蚊帳に寝るなり江戸の馬」 小林一茶
「片隅へ机押しやる蚊帳哉」 正岡子規
「蚊帳の中に書燈かすかに見ゆる哉」 正岡子規

 

蚊帳に、簾に、団扇に、扇子と扇風機の復活が楽しい。

 

昭和の時代が蘇ってきそうな生活は、懐かしさが漂ってきます。夏の暑さの熱中症には気を付けなければいけませんが、自然の風がもたらす風情もまた良いものです。麻の背広に、パナマ帽、ひげを蓄えた男は昭和初期の粋な紳士の姿ではないでしょうか。クールビズも度を超すとあまり格好の良いものではないと思うが如何でしょうか。

 

「葉桜や昔の人と立話」 正岡子規

 

 

  

 

 

 2012年5月4日

NPO法人  I  Love加賀ネット

事務局長 東川 敏夫

 

 

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